梨の実通信 |
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2月中に読んだ本をリストアップしておきます。
月の後半、面白いんだか面白くないんだかよくわからない本につかまってしまい、しかもそれが分厚いものだから、何だかくたびれています。おまけに上下巻で、まだ下巻は手つかずだし。どうしよう。(^^;;; 『光ってみえるもの、あれは』 著者:川上弘美 発行:中公文庫 評価:★★☆☆☆ 川上弘美さんは好きな作家なのですが、この本は低めの評価にしてしまいました。というのも、面白く読んだような気がするのに、1か月経ってここに感想を書こうとしたら、どんな話だったかほとんど思い出せなかったので。いや、単に私の老化現象が原因かもしれませんが…。 『音楽の話をしよう』 著者:なかにし礼 発行:新潮文庫 評価:★★★☆☆ クラシック音楽に関するエッセイ集。これも内容を覚えているかとなるとアヤシイですが、エッセイは筋書きがあるわけじゃないし(と言い訳)。印象に残ったエピソードとしては、1979年にザルツブルク音楽祭を見に行ったとき、ちょうど小澤征爾がすばらしい指揮をしたとかで、その翌日、行く先々で小澤に間違えられて困ったという話。小澤征爾となかにし礼。西洋人から見たら、似ているのか?? 年齢は近そうですよね。 『美しい都市・醜い都市』 著者:五十嵐太郎 発行:中公新書ラクレ 評価:★★★☆☆ 都市景観についてのお話。日本橋の上の高速道路を取り払うだとか、電線を地中化するなどという話を聞くと、いいことのように感じてしまうわけですが、いまや、その価値観も逆転しつつあるようです。「景観狩り」に警鐘を鳴らす本、というふうに受け取りました。何がいいことで、何がよくないことなのか、価値観は時代によって変化するので、本当に興味のあること以外は見極められません。星3つの評価は、まあこんなものかなということで。 『怪しい日本語研究室』 著者:イアン・アイシー 発行:新潮文庫 評価:★★★☆☆ カバー裏の説明の一部を借りると、「由緒正しいヘンな外人のアーシーさんが、愛を込めて蒐集分析した、ヘンな日本語の大コレクション」。楽しく読みました。 『皇帝ナポレオン』上巻 著者:藤本ひとみ 発行:角川文庫 評価:★★☆☆☆ 冒頭で書いた、読んでいてくたびれてしまった本というのはこれです。つまらないというのでもないのだけど、う~ん…。結局は、ナポレオンにあまり興味を持っていないことが大きいのかもしれません。なんにしても、上巻だけで600ページ以上あるのは長いです。文庫とはいえ、毎日持ち歩いていると、それだけでけっこう疲れてしまう。マジ、下巻はどうしよう…(買うのはすでに買っている)。
by noma-iga
| 2007-03-07 00:25
| 読書メモ
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